もう直ぐ禁煙10ヶ月

最後に喫煙したのが、2011年1月15日。もう直ぐ禁煙10ヶ月だ。

身体は疲れにくくなったような気がする。でも、ニコチン中毒の脳はなかなか元には戻らない。死ぬまで戻らないのかもしれない。タバコなど吸いたくないと思える日は来るのだろうか。明日までの命です。と宣告されたら今すぐタバコを買いに行くだろう。これは間違いないことだ。逆に考えると、少なくとも未来に希望を持ちたいという気持ちが少しでもあるから禁煙できているのかもしれない。

だから、うつ状態からも抜け出したいと思うのだろう。

苦しいんだよね毎日。と言いたくないので、思いたくないので、何か逃げ道を探すのだけれど、逃げ道というか避難場所を探すというか。。。

結局、食べることと、アルコールが避難場所になってしまっている。おかげで体重も減らそうとしているのに増えていく。

何か趣味を持てと言われたりするが、なかなかその気にならない。だってうつ状態だから?

『脳を鍛えるには運動しかない!』という書籍を信じて運動は続けたいが、運動の負荷を上げるたびに、結構年を食ってしまったんだなと思い知らされる。しかし、その分運動した気分にはなる。

禁煙すれば脳の調子も良くなるかと思って、実際はこれ以上脳がバカになっては仕事ができなくなるという危機感と金銭的な問題から始めたことだが、バカは余り治っていないというか、脳の体力はまだまだ回復できていない。当時は自分は鬱とか不安障害なのではないだろうかと思いつつ、禁煙うつになるかもしれないという不安も感じつつ、しかし禁煙するしかないと追い詰められたような気持ちから始めた。

振り返れば、禁煙による禁断症状は凄まじかった。ニコチン中毒の期間が長かったせいか、アセチルコリンの分泌が不足していることが原因と思われる数々の症状が襲ってきた。最初の1ヶ月が最も苦しかった。次の段階は3ヶ月続いた。その後は、時々襲ってくる喫煙したいという気持ちとほんの少し戦うだけだった。タバコを吸いたいという気持ちは徐々に徐々に和らいでいった。しかし、そのタバコに対する欲求を何か別のもので満たさなければならなかった。それが、食べることとアルコールの摂取だった。