Windows7 PC(PC名:SERVER1)上に共有フォルダを置き、
そのWindows7には ”USER1”と”USER2”の2つのユーザーアカウントを追加し、
それらユーザー毎に共有フォルダへのアクセス権を設定している。
※”USER1”と”USER2”にはログインパスワードを設定している。

SERVER1の共有フォルダにアクセスするWindows7PC(PC名:CLIENT1-PC)には”USER1”というユーザーアカウントを設定している。
USER1でログインしたCLIENT1-PC から SERVER1の共有フォルダにアクセスすると、ユーザー名とパスワードの入力を要求される。
ここで、
・ユーザー名:USER1
・パスワード:<SERVER1で設定したログインパスワード>
・資格情報を記憶するにチェック
のように入力すると、目的の共有フォルダにアクセスできるのだが、
Windowsを再起動後(ログオフ後のログインでも同様のはず)、
再度、その共有フォルダにアクセスすると、
再び、ユーザー名とパスワードの入力を促される。
これは、資格情報の常設の種類が “エンタープライズ”にならず、
”ログオンセッション”と記録されてしまうためである。
※資格情報の確認・編集・削除は資格情報マネージャーで行えるが、常設の種類を変更することはできないので、一旦削除してから正しい資格情報を追加する必要がある。
マイクロソフトのサポートサイトによると、
https://support.microsoft.com/en-us/kb/2557023/ja
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2557023 (分かりやすくなってます)
記憶した資格情報にどの常設の種類が設定されるかは、資格情報の記憶を行ったアプリケーション、および、格納した資格情報の内容によって異なります。
と記載されているが、なぜ”ログオンセッション”と記録されてしまうのかはよく分からない。
しかし、回避策は記載されている。
この現象を回避するには、資格情報の入力時に、宛先のサーバー名を明記した形式でユーザー名を指定します。
たとえば、Server01 に、ユーザー名が “Administrator”、パスワードが “password01-” のアカウントが存在し、Server02 には、ユーザー名が “Administrator”、パスワード が “password02-” のアカウントが存在する場合は、”Server02\Administrator” の形式でユーザー名を指定し、パスワードを入力します。
“Server02\Administrator” は、現在ログオンしている “Server01\Administrator” とは異なるユーザーであると解釈されるため、資格情報の常設の種類は “エンタープライズ” となります。
従って、今回、以下のように入力すべきであったということである。
・ユーザー名:SERVER1¥USER1
・パスワード:<SERVER1で設定したログインパスワード>
・資格情報を記憶するにチェック
資格情報マネージャーでWindows資格情報の追加を行う場合は、
・インターネットまたはネットワークのアドレス:SERVER1
・ユーザー名:SERVER1¥USER1
・パスワード:<SERVER1で設定したログインパスワード>

のように。
以上。
二度と忘れないために記事にしてみた。