NTFSでフォーマットするとUSBメモリーが取り外せない

「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」を行うと、エラーが発生することがある。

私の環境では犯人は「Acronis True Image for Crucial」である可能性が高い。

このデバイスは現在使用中です。

PCの環境によってはエラーはほとんど発生しないのだが、NTFSでフォーマットしている場合に頻発するPC環境(Windows10)がある。

デバイスを使用しているプログラムはというと、「プロセスID4のアプリケーション System」らしい。それは何なのかというと、「ntoskrnl.exe」というものであった。

「ntoskrnl.exe」を止めることはできないようだが、エクスプローラーを再起動した後に、この安全な取り外しを行うとエラーが発生することはほとんどなくなった。まれにエラーが起きることがあるが、再度、安全な取り外しを行うと取り外せる。※それでもエラーが発生することもある。

コマンドプロンプトから以下の2行のコマンドを実行するとエクスプローラーの再起動が行える。

taskkill /f /im explorer.exe

start explorer.exe

これを、バッチファイルに記述し、そのバッチファイルのショートカットを作成し、タスクバーにピン留めしておけば使いやすくなる。

ただし、そのショートカットをタスクバーにピン留めするには少し手を加える必要がある。

例えば、バッチファイルが「C:\A.bat」である場合、そのショートカットのプロパティを開き、「ショートカット」タブの「リンク先」を以下のように変更すると、タスクバーにピン止めできるようになる。

C:\Windows\System32\cmd.exe /c “C:\A.bat”

取り外しポリシー

NTFSでフォーマットしたUSBメモリーの場合、取り外しポリシーを「クイック取り外し」に設定した状態で、「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」を行うとエラーが頻発する製品(USBメモリー)がある。

試しに、取り外しポリシーを「高パフォーマンス」に設定してみたところ、「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」を行った際のエラーの発生頻度は変わらなかった。

Acronis True Image

最終的に、犯人は「Acronis True Image for Crucial」という結論に至っている。怪しそうなアプリケーションソフトを一つずつアンインストールしながら取り外しの状況を確認してみたところ、「Acronis True Image for Crucial」をアンインストールした時点で、取り外し時のエラーはほぼ発生しなくなった。もう一度、「Acronis True Image for Crucial」をインストールすると再発したので確定ということにする。

しかし、「Acronis True Image for Crucial」をインストールしている他のPCでは取り外し時のエラーは発生していないことから、他の要素と絡み合って発生するエラーなのかもしれない。

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