結論は、Windows11対応PCでもWindows10 無料ESU は登録可能。
手順
今回試したWindowsは全てProエディション。
こんなことする必要なしだった→詳しくはこちら
まず、現状のシステムディスクを「システムイメージの作成」でバックアップする。
※回復ドライブ(USBメモリー)も作っておいた方が無難。
UEFIの設定で、TPM2.0を無効にする。
新規にWindows10をインストールする。
TPM2.0がオフなのでWindows11へのアップグレードの案内は表示されず、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)への登録の案内が表示される。
ESUに登録する。
UEFIの設定で、TPM2.0を有効にする。
初めにバックアップしたシステムイメージを復元する。
次の画像のように、再び、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)への登録の案内が表示されるので登録する。

ESUに登録せずに放置するとWindows11へのアップグレードの案内が表示される。拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)への登録の案内については、次の画像の赤枠で示したようにひっそりと継続している。

ESUに登録後も引き続きWindows11へのアップグレードの案内が表示される。

もう一度Windows10をクリーンインストールしてみた
UEFIでTPM2.0は有効で、ネットワークに接続せずに行った。マイクロソフトアカウントは使わずローカルアカウントでのインストールとなる。一通り、Windows Updateが終わると、次の画像のようにWindows11へのアップグレードの案内が表示された。拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)への登録の案内は表示されていない。

PCを再起動したりWindows Updateの「更新プログラムをチェック」を行ったりしていると、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)への登録の案内も表示された(次の画像の赤枠内)。

同じ世代の別のPCで、Windows10をクリーンインストールしてみた
2025/09/04
UEFIでTPM2.0は有効で、ネットワークに接続せずに行った。マイクロソフトアカウントは使わずローカルアカウントでのインストールとなる。
一通り、Windows Updateが終わると、しばらくして拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)への登録の案内は表示されたが、その時点ではWindows11へのアップグレードの案内は表示されなかった。
何もせずに待てない性格なので、ときどきPCを再起動したりWindows Updateの「更新プログラムをチェック」を行ったりしていると、数時間後に、Windows11へのアップグレードの案内の予告が表示された(次の画像の青枠内)。

Windows10 無料ESU はWindows11対応PCでも可能か?というか、放置していればどちらか選択できる状態になるということだな。
そもそも、(2025年)8月いっぱい放置していて、Windows11へのアップグレードの案内だけが表示されている状態だった。そのようなPCでWindows10 無料ESUに登録できるのかという疑問を解決したかったので冒頭の手順を試したのだが、ただ待っておけばよかったんだな。
おつかれした。
Windows11へのアップグレードの案内の予告が表示された後、約3時間後にWindows Updateの「更新プログラムをチェック」を行ったら、Windows11へのアップグレードの案内も表示された。

ChatGPTによると
2025年8月末(KB5063709配信後)
Microsoftが不具合修正を行い、Windows 11対応PCでもWindows 10を動かしていれば、ESU登録が可能になった。
(TechRadarやThe Vergeなどでも「全ユーザーが利用可能になった」と報道された)
とのことらしい。