レキサー USBメモリー JumpDrive S57 USB3.0 64GBの転送速度テスト&レビュー。
Lexar JumpDrive S57 USB3.0 Flash Drive review
計測環境:Windows10、Intel(R) Core(TM) i3-3220 CPU、SSD(SATA3)、12GBRAM
※USBメモリーにおいては、CrystalDiskMarkのライトの数値はあくまでも参考値。また、USBメモリーは特に安価なものでは同一製品でも転送速度にバラツキがあるので注意。おみくじとか言われるアレ。


CrystalDiskMark
リードの転送速度は安定しているが、ライトの転送速度にはムラがありCrystalDiskMarkの値も安定しない。




Windows10 ファイルコピー
4GiBのファイルx1
書き込み時のムラはグラフの山と谷に表れている。山から谷に向かっているときは書き込みは止まっている。グラフ上は概ね7秒書き込んでは5秒止まるといった動作である。谷底から始まる場合があるので「壊れた?」って一瞬不安になる。

4KiBのファイルx2,000
以下のグラフにはムラは現れていないが、ムラに当たることもある。


ATTO Disk Benchmark
やはり書き込み時のムラが現れている。それにしても8KBのWrite速度が35MB/sってSSDか?
リードは安定しており、しかも好成績。

RufusでWindows10のインストールメディアを作成
Windows10のISOファイルは7.96GiBのもので計測しているのだが、間違って7.51GiBのもので計測してしまった。
書き込み時間はというと4分33秒という素晴らしいタイム。


Lexar JumpDrive S57 64GB 容量
実際の容量は約61.8GB。

シーケンシャルリードはUSB3.0としては普通の転送速度。
ランダムリード(4K)はなかなか良好な転送速度。
シーケンシャルライトはムラはあるが平均転送速度は約35MB/sとまずまず。
ランダムライト(4K)はなかなか良好。低価格帯のUSBメモリーの中では速い部類だと思う。ただし、少量のコピーの際に「ムラ」に出くわすと「イラっ」とすることがある。
本体の寸法は幅が約20.5mm、厚さは約11mm程度でとなりの機器との干渉には注意が必要。いざというときはスライド式キャップを強引に引き抜けば干渉を気にしなくて良いサイズになる。
スライドキャップ式は独特だが個人的には奇妙なデザインという感じがする。
アクセスランプが付いているのでOSのインストールメディアやWIndowsの回復ドライブなど幅広い用途に使用できる。

長所(PROS)
- 大きいファイルの書き込み時の平均転送速度が約35MB/sと安価なUSBメモリーとしては素晴らしい。
- リードは安定しているようで、転送速度も申し分ない。
- LEDアクセスランプ付きは便利。
- 税込み送料込み899円で購入したのでコストパフォーマンスは良好。
短所(CONS)
- スライド式キャップのせいで隣の機器との干渉が気になるところ。
- 容量が約61.8GBと64GBに少し足りない。
備考
書き込み時にムラがあることを知っていればストレスなく使えるはず。個人的には100MB以上のファイルの書き込みならムラは気にならない。それ以下の場合は5秒でも止まると遅く感じるが、ムラのことを知っていれば気にならない。Lexar S80も同様な挙動であるがややマイルド。もっとムラの激しいBUFFALO RUF3-KS32GA-**/Nに比べればムラとは呼べないかもしれない。