レキサー USBメモリー Lexar USB3.1 LJDS080064Gの転送速度テスト&レビュー。
Lexar S80 USB3.1 Flash Drive review
計測環境:Windows10、Intel(R) Core(TM) i3-3220 CPU、SSD(SATA3)、12GBRAM
※USBメモリーにおいては、CrystalDiskMarkのライトの数値はあくまでも参考値。また、USBメモリーは特に安価なものでは同一製品でも転送速度にバラツキがあるので注意。おみくじとか言われるアレ。


特にこのLexar S80でのCrystalDiskMarkのWriteの結果は実際の特性を表していない。レキサー S80は書き込み時の速度変化が激しく、計測する度にCrystalDiskMarkの結果はかなり異なるものとなる。





書き込み(ファイルコピー)速度にはムラがあるが平均で約30MB/sと健闘している。
グラフにはいくつもの山と谷の部分があるが、山頂から谷底までの区間は書き込みが停止している。USBメモリー内での処理が完了するのを待っている状態だと考えられる。山頂はトップスピードを表していると考えられるが、瞬間的には転送速度は100MB/sを軽く超えてくる。

FasCopyでコピーすると平均転送速度167KB/s、49Files/sであった。


2回のATTO Disk Benchmarkの結果を見るとわかるようにライト速度にムラがある。計測する度に値が大きく異なる。

約8GBにISOファイルの書き込みで6分48秒は十分に実用的な転送速度だと思う。

シーケンシャルリードは良好な転送速度。
ランダムリード(4K)も良好な転送速度。
シーケンシャルライトはムラがあるが平均転送速度はまずまず。
ランダムライト(4K)はムラがあるが平均転送速度はまずます。
本体の寸法は幅が約20mm、厚さは約10mmなので隣の機器との干渉には注意が必要。
スライド式であるが、スライド部分を持ってUSBポートに挿そうとすると、端子部分が収納状態になり挿せない。アクセスランプの辺りを摘まんで挿す必要があり慣れるまで挿しにくい。
アクセスランプ付きで安心。※2023年3月に購入したものにはアクセスランプは付いていなかった。

長所(PROS)
- リードは良好な転送速度。
- ライトはムラがあるが平均転送速度は良好。大きいファイルのコピーなら平均転送速度はまずまずの約30MB/s。
- アクセスランプが付いているのでOSのインストールの際にも安心。
短所(CONS)
- 書き込み速度にムラがある。ただし、Lexar S57と比較するとムラがかなり小さい。
※フリーズしたと思っても、反射的にUSBメモリーを抜いたりしないでアクセスランプを確認してからアクションを起こした方が良い。 - USBポートに挿す際にスライド部分を持って挿すと端子が引っ込んでしまう。
- アクセスランプがやや暗い。怪しげな感じが好みな人もいるかも。個人的には好み。
- 容量は61.84GBで64GBより少ないので注意。
備考
税込み1,000円ちょっとで購入したので、コストパフォーマンスは良い。小さいファイルでなければそこそこの速度が出るので写真や動画などをたくさん書き込むような用途でも対応できるはず。小さいファイルがまったくの不得意かというとそうでもなく、小さなファイルもたくさん含まれているWindows10のISOファイルの書き込みでも十分に実用的な転送速度で書き込めている。
ちなみに、1MB程度のファイル500本のコピーで約12MB/s、5~6MBのファイルを約524MB分のコピーで約23MB/sであった。
書き込み速度にムラがあるので、実際にファイルコピーをすると、ファイルサイズや本数にもよるが、一瞬で完了したり、「おっそー」と思わず声がでるほど遅い時もある。
2023年3月に追加で購入したものは税込みで500円ちょっとだった。それにはアクセスランプは付いていなかった。アクセスランプが付いていないとわかっていたら購入しなかったのだが。まぁ、この性能でこの価格ならコストパフォーマンスは悪くないと思う。ちなみに16GBのものもついでに買ったのだが、同様にアクセスランプは非搭載。価格は350円ぐらいで、こちらもなかなかのコストパフォーマス。
この記事を先に見つけていれば・・・
昨日買って今日届いて「アクセスランプついてないーーーー」と絶望しているところにこの記事を見つけました。
アクセスランプやっぱりいりますよね。
でもお値段は安いんですよねー
速度が出るんだったら・・・まぁ、許容範囲ですかね・・・