TECLAST USBメモリー NOI-G3 64GB Speed Test

テクラスト USBメモリー TECLAST USB3.0 NOI-G3 64GBの転送速度テスト&レビュー。

TECLAST NOI-G3 USB3.0 Flash Drive review

計測環境:Windows10、Intel(R) Core(TM) i3-3220 CPU、SSD(SATA3)、12GBRAM

※USBメモリーにおいては、CrystalDiskMarkのライトの数値はあくまでも参考値。また、USBメモリーは特に安価なものでは同一製品でも転送速度にバラツキがあるので注意。おみくじとか言われるアレ。

テクラスト Flash Drvie NOI-G3
テクラスト フラッシュ ドライブ NOI-G3

CrystalDiskMark

ランダムライト(4K)の転送速度が素晴らしい。ランダムリード(4K)の転送速度も良好。

TECLAST NOI-G3 exFAT 16KB 64MiB
TECLAST NOI-G3 exFAT 16KB 512MiB
TECLAST NOI-G3 NTFS 4KB 64MiB
TECLAST NOI-G3 NTFS 4KB 512MiB

Windows10 ファイルコピー

4GiBのファイルx1

Windows10 ファイルコピー 4GiB 平均速度29.8MB/s

4GiBのファイルコピーの始まりの部分は一瞬だけ高速。このように始まりの一瞬だけ高速になる特性は多くのUSBメモリーで見られる特性。CrystalDiskMarkのシーケンシャルライトは速いのに、実際にコピーしてみると遅いのはこのような速度のムラが原因であることがある。

4KiBのファイルx2,000

Windows10 ファイルコピー 4KiBx2000 平均速度186KB/s、45Files/s

exFAT 16KB:平均転送速度186KB/s、45Files/s
NTFS 4KB:平均転送速度210KB/s、51Files/s

※ 以下はFastCopyによるファイルコピー。

exFAT 16KB:平均転送速度811KB/s、198Files/s
NTFS 4KB:平均転送速度1,930KB/s、472Files/s

ATTO Disk Benchmark

TECLAST NOI-G3 exFAT 16KB ATTO Disk Benchmark

RufusでWindows10のインストールメディアを作成

約8GBのISOファイルの書き込みで5分は素晴らしいが、アクセスランプが無いのでインストールメディアとしては個人的には積極的には利用しない。

RufusでWindows10のインストールメディアを作成

TECLAST NOI-G3 64GB 容量

実際の容量は約62.8GB。

TECLAST NOI-G3 64GB 容量

シーケンシャルリードはUSB3.0としては普通の転送速度。

ランダムリード(4K)は爆速とまではいかないが良好(まぁまぁ速い)。

シーケンシャルライトは概ね安定した転送速度を維持し平均転送速度は約30MB/s。

ランダムライト(4K)の転送速度は【素晴らしい!】。

本体の寸法は幅が約21mm、厚さは10mmあるかないか程度でとなりの機器との干渉には注意が必要。長さは約65mmで無駄に長い。分解して中身を確認したが、基板は普通のサイズなので、筐体が無駄にデカい作り。

スライド式で便利だが、スライドをカチカチやってると中のバネが折れるから、不必要なカチカチは絶対に禁止。
※ 実際に一つ壊してしまったが、他の壊れたUSBメモリーの中身と入れ替えて使っている。サイスが小さくなって見た目も良くなった。

アクセスランプは付いていない。

長所(PROS)

  • ランダムライト(4K)が爆速。もちろんUSBメモリーとしてはである。税込約1,000円で購入したので、価格帯最速なのではないだろうか。
  • ランダムリード(4K)も高速。
  • シーケンシャルライトも約30MB/Sで安定して維持するので大きいサイズのファイルにも十分に対応できる。
  • コストパフォーマンスが高い。繰り返すが、税込約1,000で購入したので。

短所(CONS)

  • 相性の悪いUSBハブが存在する。あるUSB3.0ハブに指すと接続が頻繁に切れる。PCに直挿しでは接続が切れたことは今のところない。そのUSB3.0ハブをUSB2.0ポートに接続している場合は問題は発生しない。不思議なのは何十本もUSBメモリーを試してみたが接続が切れるのはこのTECLAST NOI-G3だけだった。4台以上のPCで試したが同じ症状だった。TECLAST NOI-G3は64GBのものを2つ(製造年月日の異なるもの)所有しているが、両方とも同じ症状である。
  • ずんぐりとしたデザインで不格好。もっとコンパクトに、もっと薄く作れなかったのかな。金属筐体で軽く色は悪くないが、それに比べてスライド部分は安っぽさ全開。メーカーがデザインをアピールしてなければここまでディスらないのだが。
  • アクセスランプが無いのでOSをインストールしたり、OSインストール用のメディアとして使ったりする気にはなれない。ランダムアクセスが速いのにもったいない。
  • スライド部分の動作にキックバネと呼ぶのか、かねじりスプリングと呼ぶのか知らないが、バネが使われており、これの耐久性に問題があるかもしれない。だから不必要なスライド操作はしない方が良い。
  • 容量は62.897GBで64GBに少し足りない。個人的には全く問題ない。

備考

税込み約1,000円で購入したが、64GBあるのでコストパフォーマンスは高い。小さいファイルの書き込みが特に速く、シーケンシャルライトも安定してそこそこの転送速度が出るので(約30MB/s)、個人的には小さいファイルがたくさんあって、大きいファイルも少し扱うような自分の用途には高い割合でマッチしている。アクセスランプがあれば用途も広がりもっと便利になるのに残念。USB3.0のハブに対して相性問題があることが一つの懸念材料だが、USB3.0ハブの問題なのか、TECLAST NOI-G3の問題なのか、両方の問題なのかはわからない。基本的にUSBメモリーをPCに直挿しで問題なければOKとするしかないのかもね。3つあるUSB3.0ハブのうち2つはTECLAST NOI-G3でも問題は発生していない。

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