レキサー USBメモリー Lexar USB2.0 LJDV10-64Gのスピードテスト。
Lexar V10 USB2.0 Flash Drive review
計測環境:Windows10、Intel(R) Core(TM) i3-3220 CPU、SSD(SATA3)、12GBRAM
※USBメモリーにおいては、CrystalDiskMarkのライトの数値はあくまでも参考値。また、USBメモリーは特に安価なものでは同一製品でも性能にバラツキがあるので注意。おみくじとか言われるアレ。








書き込み(ファイルコピー)速度は約13MB/sと速くはないが安定している。

小さいファイルの書き込み(ファイルコピー)は苦手。

特に32KB以下のWriteで速度低下が著しい。

約8GBのISOファイルの書き込みで29分は遅い。小さいファイルの書き込みが足を引っ張っているようだ。

シーケンシャルリードはまずまず良好。
ランダムリード(4K)は普通。
シーケンシャルライトは悪くはない。
ランダムライト(4K)は遅いが小さいファイルを大量に扱わないのなら問題ない。NTFS 4KBでフォーマットすると少し速くなるが、どんぐりの背比べ。
本体の寸法は幅が18mmを切っており、厚さも8mmあるかないかなので隣の機器との干渉はほぼ気にしなくて良い。
キャップ式で個人的には好みであるが本体のお尻には付けられない。※強引に挿すことはできる。

アクセスランプ付きで安心感がある。
長所(PROS)
- 本体がスリムで薄目なので隣の機器との干渉があまりない。
- シーケンシャルライトは速くはないが13MB/sで安定している。
- アクセスランプが付いているので安心感がある。
短所(CONS)
- ランダムライト(4K)が遅い。小さいファイルを大量に書き込むには時間がかかる。
- キャップ式は好みだが本体のお尻に付けられない。
備考
USB2.0なりにリードは健闘している。シーケンシャルライトもUSB2.0としては悪くはない。小さいファイルの書き込みは苦手であるという特徴を知っておけば戸惑うことはないだろう。写真やMP3ファイルなどは普通1MB以上あるだろうから、それらの書き込みでは特に遅いとは思わない。約1MBのファイル100本をLexar V10にコピーしてみたところ13秒~18秒であった。30分で1万ファイル(約10GB)書き込める計算。低価格のUSBメモリーとしてはうまくまとまっていると思う。
小さいファイルをたくさん書き込むような使用環境は世間一般から見るとある意味特殊なのかもしれない。これまでに数十種類のUSBメモリーを扱ってきた中で、それらのうちの多くが小さいファイルの書き込みが苦手であるということを実感している。フラッシュメモリー本来の特性、書き込みが遅いという特性に抗うにはコストがかかる。世間一般から見るとある意味特殊な需要は必然的に小さな需要ということになり小さいファイルの書き込みに対する対応は切り捨てられるということか。
それでも、小さいファイルの書き込みがそこそこ得意なUSB2.0のフラッシュドライブがある。SanDiskのSDCZ50である。リードとシーケンシャルライトはLexar V10と互角だがランダムライト(4K)は8倍ぐらい速い。そこいらに転がっているUSB3.0のUSBメモリーより速い。詳細はまたの機会に。