サンディスク USBメモリー SanDisk USB3.2 Gen1 Extreme Go SDCZ810-064Gのスピードテスト。
San Disk Extreme Go SDCZ810-064G USB3.2 Gen1 Flash Drive review
計測環境:Windows10、Intel(R) Core(TM) i3-3220 CPU、SSD(SATA3)、12GBRAM
※USBメモリーにおいては、CrystalDiskMarkのライトの数値はあくまでも参考値。また、USBメモリーは特に安価なものでは同一製品でも性能にバラツキがあるので注意。おみくじとか言われるアレ。なお、SanDiskのExtreme Goクラスになるとバラツキはあまり感じられない気がする。







上の画像はexFAT 16KBのときのものであるが、アロケーションユニットサイズを128KBでフォーマットすると瞬間的な速度は100MB/sを優に超え、平均速度も90MB/sに達した。

小さなサイズのファイルコピーは苦手なようだ。数百円のUSB2.0メモリーといい勝負。

ATTO Disk Benchmarkでは、4KB、8KB周辺のライトスピードは数百円のUSBメモリーと肩を並べるが、その一方でリードは全域にわたり高速な結果となった。

8GBほどのISOファイルで10分は速いとは言えないが我慢できる範囲。

容量はきっちりと「64GB」を確保できている。
シーケンシャルリードはカタログスペック通り高速。
ランダムリードはそこそこだが製品の価格を考えるとそれほど速いわけでもない。
シーケンシャルライトは概ねカタログスペック通りで高速。
ランダムライト(4K)は用途が限定されるほど低速。この価格でこのような亀の歩みは想像できない。買ってがっかりした人は多いだろう。一方で、ランダムライト(4K)が遅くても問題のない消費者の方が大多数であるような気もする。
本体の寸法は幅が18mmを切っており隣の機器との干渉はあまり気にならないが、鯱のように反ったデザインなので厚みは10mmを若干超えている。ポートの配置によっては干渉が気になる。
スライド式であるが意味を感じない。黒いプラスチックの部分は必要ないだろう。SDCZ73とは違い金属部分が触れないほど熱くなるわけでもないし。前モデルSDCZ800もそうであるが高価格帯のモデルに共通するスライドしたときの「クリック感」を継承したかっただけのような気がする。価格を維持する理由が欲しかったということかなのかな。
長所(PROS)
- シーケンシャルリードが爆速
- シーケンシャルライトがそこそこ速い
- スライドしたときに「クリック感」(指パッチン的な)を堪能できる
- 日本の正規品を正規ルートで購入すれば「無期限保証」
短所(CONS)
- 小さなファイルの書き込みが我慢できないくらい遅い
- 無駄に大きなデザイン
- アクセスランプがない
備考
前モデルのSanDisk SDCZ800-064Gよりはかなり高速になっているが、ランダムライト4Kはさらに低速になってしいまっていることとアクセスランプが搭載されなくなったことが残念なところ。
2022年6月9日現在、Amazonで2,331円で販売されている。小さなファイルの書き込みが遅く、1MiBのファイルのコピーでも数百円のUSBメモリーと競えるぐらい低速。小さなファイルを大量に頻繁に書き込むような用途には向かない。小さなファイルの書き込みが遅い上にアクセスランプも無いのでOSのインストールメディアやWindowsの回復ドライブとしても使いにくい。当然LinuxやChrome OSを入れるなどという用途にも不向き。今どきは一つのファイのサイズが数メガバイトはあるだろうから、写真や動画・音楽などのファイルを保存する用途なら十分に使えるがコストパフォーマンス的には?マークが点灯する。まぁ、日本の正規品を購入すれば「無期限保証」なので、それを考慮するとコストパフォーマンスは悪くないのかもしれないが。