キオクシア USBメモリー KIOXIA USB3.2 Gen1 U301のスピードテスト。
Trans Memory U301 USB3.2 Gen1 Flash Drive review
計測環境:Windows10、Intel(R) Core(TM) i3-3220 CPU、SSD(SATA3)、12GBRAM
※USBメモリーにおいては、CrystalDiskMarkのライトの数値はあくまでも参考値。また、USBメモリーは特に安価なものでは同一製品でも性能にバラツキがあるので注意。おみくじとか言われるアレ。



CrystalDiskMark






Windows10 ファイルコピー
フォーマット形式:exFAT
アロケーションユニットサイズ:16KB


ATTO Disk Benchmark

RufusでWindows10のISOファイル(約8GB)をもとにインストールメディアを作成

約8GBのISOファイルの書き込みに25分は遅すぎて使いたくない。これはフォーマット形式がNTFSだからかもしれない。
GPT形式なら約12分で作成できるので使えなくはない。作成時間が短縮したのはフォーマット系形式にFAT32を指定したからかもしれない。
いずれにせよ、個人的にはアクセスランプがないので積極的には使わないと思う。

容量

シーケンシャルリード・ランダムリードは高速。当たり外れがあるとすると「当たり」かな。200MB/s超えてるんだよね~「大当たり」だな。低価格なUSBメモリーなので個人的には100MB/s超えてれば満足なんだけどね。ランダムリード(4KB)が10MB/sを超えているのが素晴らしい。
シーケンシャルライトは13.5MB/s前後なので廉価なUSBメモリーとしては普通の範囲にあると思う。4GBのファイルの書き込みでも安定した速度を維持。10MiBのファイル100本のコピーでは11.4MB/s。
ランダムライトは遅い。しかし低価格なUSBメモリーとしては普通。FastCopyで4KiBのファイルを2,000本コピーしてみたところ、FAT32(16KB)では55.3 files/s、exFAT(16KB)では88.1 files/s、NTFS(4KB)【NTFSはメーカー非推奨】では142.2 files/sであった。WindowsPCでの使用だけならNTFSはありかもしれない。※ランダムライトの速度は写真や音楽など1本が1MBを超えるようなファイルだけを扱うならほとんど気にしなくて良い。とは言っても何千本も扱うならそれなりに時間は掛かる。
本体の寸法は幅が21.4mmほどあるので隣のUSB機器との干渉に注意が必要。 キャップ式でキャップは本体のお尻に付けられる。幅が21.4mmもあるのは単にストラップホールのためなのかなぁ。
アクセスランプは無い。アクセスランプがあればね~OSインストール用メディアやWindowsの回復ドライブとして使うんだけどね~惜しいよね。
長所(PROS)
- リードが高速
- 日本製(長所ということにしておく)
- キャップ式は個人的に好み
※キャップにヒビが入っているものを見かけるので扱いに注意 - 読出メインで使う限りはコストパフォーマンスが抜群
短所(CONS)
- ランダムライトが遅め
- 幅が広く隣のUSB機器と干渉する可能性が高い
- アクセスランプが無い
- 実際の容量は約30.96GB
備考
読み出しに特化した仕様なんだろうね。書込速度は並以下ではあるが写真やMP3ファイルを格納しておくような用途では全く問題なく使えるはず。まとめて一気に大量に書き込む際は終わるまで気長に待つしかないだろうが。低価格USBメモリーとして読み書きの特性はうまくまとまっていると思う。個人的には本体の幅が広いことと、アクセスランプが無いことが非常に大きなマイナスポイント。ぶっちゃけ写真やMP3ファイルを入れておくならUSB2.0のタイプ(U202)で十分なんだよね。U202はアクセスランプが付いてるし(仕様は予告なく変更される可能性あり)。
フォーマット形式
取り扱い説明書(メーカーのWEBページを探して下さい)には、FAT32もしくはexFAT以外の形式では正常にフォーマットされない恐れがあると記載されているので注意。