SUNEAST USBメモリー SE-USB3002A-128G 転送速度テスト

サンイースト(旭東エレクトロニクス) USBメモリー SE-USB3002A-128G USB3.2(5Gbps) 128GBの転送速度テスト&レビュー。

SUNEAST SE-USB3002A-128G USB3.2 Flash Drive review

計測環境:Windows10、Intel(R) Core(TM) i5-3470s CPU、SSD(SATA3)、12GBRAM

※USBメモリーにおいては、CrystalDiskMarkのライトの数値はあくまでも参考値。また、USBメモリーは特に安価なものでは同一製品でも転送速度にバラツキがあるので注意。おみくじとか言われるアレ。

サンイースト(旭東エレクトロニクス) USBメモリー SE-USB3002A-128G
サンイースト Flash Drive USB3002A 128GB
サンイースト フラッシュ ドライブ USB3002A 128GB

CrystalDiskMark

シーケンシャルライトは【ムラ】が激しいので速度のバラツキが数値に表れている。

SUNEAST USB3002A 128GB FAT32 32KB 64MiB
SUNEAST USB3002A 128GB FAT32 32KB 512MiB
SUNEAST USB3002A 128GB exFAT 16KB 64MiB
SUNEAST USB3002A 128GB exFAT 16KB 512MiB
SUNEAST USB3002A 128GB NTFS 4KB 64MiB
SUNEAST USB3002A 128GB NTFS 4KB 512MiB

Windows10 ファイルコピー

4GiBのファイルx1(exFAT 16KB)

約400MBの書き込み毎に、約20秒間の超低速モード(数MB/s)が発生する。これが【ムラ】の本質。

Windows10 ファイルコピー 4GiB 平均速度13~22MB/s(ムラが激しい)

4GiBのファイルx1(exFAT 128KB)

アロケーションユニットサイズを変えてみたが同様な【ムラ】が発生した。

Windows10 ファイルコピー 4GiBの平均速度13~22MB/s(ムラが激しい)

4KiBのファイルx5,000(exFAT 16KB)

Windows10 ファイルコピー exFAT 16KB 4KiBx5000 平均速度80KB/s、19.6Files/s

4KiBのファイルx5,000(NTFS 4KB)

Windows10 ファイルコピー NTFS 4KB 4KiBx5000 平均速度148KB/s、28.9Files/s

FastCopy

FastCopyで3本の動画ファイル(合計約10GiB)を書き込んでみた。転送速度は、なんと驚きの11.2MB/s!FastCopyでこの遅さだからWindowsのファイルコピーだともっと遅い。

FastCopyで約10GiB分の動画ファイルを書き込んでみた。フォーマット形式はNTFS。

ATTO Disk Benchmark

やはり、計測する度に結果は大きく異る。書き込み時の【ムラ】が反映している。

SUNEAST USB3002A exFAT 16KB ATTO Disk Benchmark
SUNEAST USB3002A exFAT 16KB ATTO Disk Benchmark 【追加計測】

RufusでWindows10のインストールメディアを作成

Windows10のISOファイルサイズは7.96GiB。所要時間は10分程度なので総合的に普通の低価格なUSBメモリーレベル。ここではGiB単位の量の書き込みになるので【ムラ】には気付かないが総合的に平均転送速度が遅いことに気付く。

RufusでWindows10のインストールメディア(MBR)を作成
RufusでWindows10のインストールメディア(GPT)を作成

サンイースト USB3002A 128 容量

実際の容量は約125.7GB。

サンイースト USB3002A 128GB 容量

シーケンシャルリードはUSB3.2(5Gbps)としてはやや遅め。

ランダムリード(4K)はUSB3.2(5Gbps)としてはかなり遅め。

シーケンシャルライトは【ムラ】が激しいので、数秒間70MB/s程度の速度が出たかと思えば数MB/sの超低速モードが約20秒も続くので扱いにくい。超低速モードは40秒ほど続く場合もある。酷い時は60秒ほど続く。GiB単位のサイズのファイルのコピーでは13~22MB/sの速度。

ランダムライト(4K)は低価格なUSB3.2(5Gbps)メモリーとしてはマシな方であるが、やはり【ムラ】がある。良いときもあれば良くないときもあるということ。

本体の寸法は幅が20mmを切っており、厚さは9mmを下回っているので、隣の機器との干渉を心配する必要はほぼ無い。

キャップ式でキャップは本体の後部に付けることができる。ただ、キャップは緩めなので、そのうちにバカになりそうで心配。

アクセスランプは付いていない。

長所(PROS)

  • 個人的にはデザインが好み。

短所(CONS)

  • 書き込み時に超低速モードで動作する時間が異常に長い。
  • ランダムリード(4K)が遅い。
  • 容量が約125.7GBと少し足りない。
  • キャップが緩い。

備考

書き込み時の【ムラ】は目に見えるかどうかの問題でそれ自体が問題だとは思わないが、この【ムラ】の要因である超低速モードが遅すぎて、まともな製品と認めるのは難しい。よく製品として販売しているな~と強く思う。超低速モードでの動作が20~60秒も続いたら、「壊れてる?不良品?」と思われても仕方ないだろう。シーケンシャルライトで平均すると13~22MB/s程度の速度しか出ないポテンシャルなのだから、トップスピードを落としてでも超低速モードの動作時間を減らして【ムラ】を小さくするような制御ができないものだろうか。超低速モードはストレス以外の何物でもない。ただ、超低速モードでも50MB程度のファイル1本なら10秒そこそこで書き込めるので、例えば一度に50MB程度の書き込みしかしないような使用環境の人なら全く気にならないかもしれない。

※USB2.0のポートに接続して、Windows10でファイルコピー(書き込み)を行ってみたら、とてつもなく超低速の数百KB/sが1分以上続く異様な挙動。最高速度は25MB/s程度が数秒継続するだけ。ごみ以外の何物でもないことが判明しました。(2023.2.25)
このような製品を世に送り出すメーカーの姿勢に疑問を覚える。

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