副流煙がひどく臭う

こんな悪臭を何十年もばらまいていたのかと思うと、罪の意識を感じてしまう。私の出した副流煙の被害にあわれた方々、申し訳ありませんでした。他人の出す煙草の煙のなんと醜悪なこと。ひどすぎる。だからといってそれを責める資格も持たないのだが。

吸っている本人は、ニコチン中毒だからなかなか止めることはできないだろうし、味覚も臭覚も鈍感になっているので、劣悪な煙草の煙の臭いにも無頓着だ。不感症とまで言ってしまおう。

特には冬場の室内は換気が悪いのでつらい。あと2カ月ぐらいは辛抱するしかないなぁ。

何十年も煙草を吸っていると、いざ禁煙を始めると脳が働かなくなる。アセチルコリンが出始める約1カ月は頭脳労働が全くできない。ようするに仕事ができないということだ。

実際にそうだった。そのうえ便秘ときたもんだ。なんだかんだ、のらりくらりと周りをごまかしながら乗り越えたが、禁煙を始めるのも時期を考えた方が良いと思う。私の場合は、切羽詰まった精神状態から始めた禁煙だったが、思考停止のリスクを知識としては持っていたので、ごまかせたのかもしれない。

大昔、喫煙を始めて5年後ぐらいの時期に一度禁煙したことがある。四六時中、煙草を吸いたいという気持ちと3週間闘った末、飲み会の席で敗れてしまった。でも思考停止にはならなかった。このときに完全に止めるべきだった。そうすれば、恐らくその後の人生も違ったものになっていたような気がする。これは後悔しているということなのだろう。現状を情けなく思っている証拠だな。