新品USBメモリーが壊れるまで書き込んでみた(1)

USBメモリーの耐久性はどの程度のものなのか知りたかった。機種によって様々だろうが手元に新品のUSBメモリーで試してみた。

使用したUSBメモリーはグリーンハウスのピコドライブL3 8GBだ。USB3.0で約7.7GB。

このPico Drive L3は USB3.0接続だが書き込み速度は5MB/s程度の超低速タイプ。読み出しはそこそこ速くて90MB/sオーバー。

知人がある16GBのUSBメモリーに毎日のように数百MBのファイルを書き込んでは消していたところ数年で書き込み時にエラーが発生するようになった。そのようなことは2度目(2個目)だった。どのメーカーのどのUSBメモリーを使っていたのかは聞いていないが、ざっと計算すると累計で500GBほどしか書き込んでいないようだった。30周ぐらいで壊れたということになる。使用状況から考えると2度ともその程度で壊れたことになる。

その程度で壊れるものだろうか?SSDならTBWは容量の300倍程度だったりするので、USBメモリーなら30周で壊れても不思議ではないのだろうか?安価なUSBメモリーだから30周程度しか保たないのだろうか。※TBWはその容量に到達したら壊れることを示す基準ではない。

そこで、安価なUSBメモリーといっても激安ではないが、グリーンハウスのPicoDriveL3で実験してみた。30周だと7.7GBx30=231GB。書き込むだけで12時間以上かかる計算だ。実はあまり深く考えないで実験を開始してしまい、PicoDriveL3の書き込み速度があまりにも遅いことを思い出すのが遅れてしまった。実験を開始したのが2022年の6月24日で、今は7月1日。現時点で2.84TBの書き込みが完了した状態だ。約370周したことになる。

370周するまでにときどきCheckFlashで書き込んだデータが読み取れるかをテストしてきた。書き込みエラーも読み取りエラーも一切発生しなかった。書き込み速度はもともと遅いが、さらに遅くなったということもないし、読み出し速度が遅くなったということもない。

今、データを書き込んで、1ヶ月以後に読み出せるのか?1年後はどうだろうか?そういうテストもしてみたいが、それはまたの機会だな。

タイトル通り壊れるまで書き込むことを続けよう。

それにしてもピコドライブL3の書き込み速度が遅いので、並行して別のUSBメモリーで同様な書き込みを行っている。書き込み速度は10MB/s程度で、容量4GBのものなのでテストの進み具合は4倍ほど速くなる。そのUSBメモリーはエレコムのMF-MSU2A04Gだ。余談だが、このUSBメモリーはメーカーのWEBにある取扱説明書にはLEDアクセスランプ付きの記述があるが手元のものにはLEDアクセスランプがない。LEDアクセスランプ付が大好きな私にはゴミ寸前のUSBメモリーだ。だから壊れてもなんとも思わない。在庫も3個あるし。

新品USBメモリーが壊れるまで書き込んでみた(2)に続く。

USBメモリー書き込み実験

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