副流煙を室内に拡散させないために行うこと

1年と少し前までは、タバコの煙を出し副流煙による受動喫煙を他人に強いてきた。

それより以前、受動喫煙の害が知られるようになってからは、室内での喫煙はもっぱら換気扇の下で行っていた。しかし、単に換気扇を回しただけでは室内への副流煙の拡散を防ぐことは難しい。

換気扇からタバコの煙を屋外へ出すには、換気扇の直ぐ下で喫煙する必要がある。そして、換気扇からは空気が室外へ吸い出されるので、その分の空気をどこかから補充できるようにしてやらねばならない。特に機密性の高い家屋では、換気扇を回しただけでは十分な排気ができない。では、どのようにすれば空気の補充ができるのか。答えは簡単である。換気口(吸気口)を設ければ良いのである。換気口と言っても特別なものは要らない。窓を開ければ良いのである。できれば、換気扇から最も遠い場所の窓を5~10cm程度あければ良いのだ。これでスムーズな換気が行え空気の流れに乗ってタバコの煙も室外へ排出される。空気の流れに乗せることが重要で、窓を全開にすると空気の流れが起き難くなる。どの窓をどれくらい開けるのが最適かは試行錯誤するしかない。『換気扇から最も遠い場所の窓を5~10cm程度あければ良い』というのは単なる目安である。

この換気口(吸気口)の重要性を知らず、副流円の害を周りの人に与え続けている人もかなり居るのではないだろうか。無知とは怖いものである。ある意味犯罪である。せめて義務教育は真剣に受けましょう。そうすれば、こんな簡単なことあたりまえに気付きますよね。まぁ、年を重ねると忘れてしまうことも多いんですけどね。

それから、喫煙直後は肺に煙が残留していますので、しばらく換気扇の下で待機しましょう。肺に溜まっている煙も十分に排出して下さいね。