ARCANITE PORTABLE SOLID STATE USB DRIVE AKPL8250G Speed Test

USB3.2 Gen2仕様のアルカナイト PLUS 外付SSD (USBメモリ) のスピードをテストしてみた。

ただし、USB3.2 Gen2(10Gbps)環境が用意できないのでGen1(5Gbps)での計測となる。

計測環境:Windows10、Intel(R) Core(TM) i3-3220 CPU、SSD(SATA3)、12GBRAM

GISH JAPAN ARCANITE PLUS SOLID STATE USB DRIVE 250GB / Designed in Japan / Made in Taiwan
ARCANITE PLUS AKPL8250G
ARCANITE PLUS AKPL8250G キャップ式で外したキャップは本体の後部にはめることができる
CrystalDiskMark exFAT 128KB デフォルト設定 現実性能 512MiB
CrystalDiskMark exFAT 128KB デフォルト設定 1GiB
CrystalDiskMarkで8GiBのシーケンシャルライトを行った際の温度は61℃に達した。アイドル温度は58℃。室温30℃
中央がアルカナイト プラス AKPL8250G

生産国

Designed in Japan / Made in Taiwan / Manufactured & Distributed by:GISH JAPAN CO., LTDとパッケージ裏面に記載されている。ベンダーIDは13FEとWindows上にて確認。 13FEはKingston Technology Company Inc.。

速度

パッケージにはWrite260MB/sと記載されているがCrystalDiskMarkではシーケンシャルライトが400MB/sを超えている。4GiBのファイルコピーで約16秒、266MB/s。記載通りの速度となった。シーケンシャルリードはパッケージ記載の6割程度の357MB/sとなった。この環境としては十分な速度が出ているように思う。

温度

問題は温度である。アイドル時で58℃(これは事前の試用時の熱が発散しきれていない可能性が高い)。8GiBのシーケンシャルライト時に61℃に達した。室温は意外に高く30℃もあったのでこの影響は大きいだろうが、室温を25℃に設定したとしても単純計算でアイドル時に53℃は高過ぎな気がする。本体はプラスティックなので放熱には不利かもしれない。これは寿命を左右するのだろうか。書き込み時の温度が高い方がデータの保持期間は長くなるという認識なのだが、アイドル時の高温はやはりデータの保持期間を縮めることになる気がする。USBポートに挿しっぱなしは避けた方がいいかもしれない。

カタログ上の動作温度は0°C to 60°

※何日かにわたって室温30℃程度でのアイドル時の温度を何度かチェックしてみたところ50℃~54℃だった。

※ARCANITE PLUS は2個所有しているが、アイドル時の温度には1℃~3℃の個体差がある。

サイズ

サイズは写真の通りかなり小さい。このサイズと容量でこの速度。アクセスランプがないのが残念なところ。

備考

USB3.2 Gen2環境だったらシーケンシャルリードは速くなるんだろうが、個人的にはこの速度で十分使える。問題はやはり耐久性がどうかだ。

※CrystalDiskMarkで全くのデフォルト設定で1GiBのテストを行った際に、リードのベンチマークテストは完了したがライトが始まる時点でエラーが発生しライトは行われなかったことがあった。CrystalDiskMarkの挙動として、リードが終わりライトが始まる前にアンマウントと再マウントを行っているものと「推測」しているが、測定間隔をデフォルトの5秒ではなく長めに設定すればエラーは発生しないかもしれない。というのも、私のPC環境ではARCANITE AKPL8250Gを物理的に接続した際にWindowsが認識するまでの時間が少し長くかかるから。「測定間隔」の変更がCrystalDiskMarkのリード後のアンマウントのタイミングに影響があるのかないのかも不明だし。あくまでも憶測。

※AKPL8250GをDELL Optiplex 3060 のUSBポートに差したまま起動した場合、BIOS(UEFI)を通過するまでに1分ほど掛かるようになった。この約1分間はまるでフリーズしているかのように無反応になる。すべてのUSBポートで試したが同じ症状であり、これは、PNY P-FD256PRO-GE、I・O DATA SSPC-US500K/E、TRIDENITE Speedy+でも同じ症状を確認している。

類似品

中身は同じで複数のブランドで販売しているということかな。

ARKAINE PLUS

ARCANITE PLUSと筐体のデザインが同じ(実物は見ていない:見なくてもわかる)。

動作温度は0°C to 60°。

Made in Taiwan

販売元:GISH JAPAN

TRIDENITE Speedy+

TRIDENITE Speedy+

やや細身のデザイン。

動作温度は0°C to 70°。手元の実物(1個:TR3SP250)でアイドル時の温度を測るとARCANITE PLUS(2個)より1℃~3℃高め。CrystalDiskMarkで数十GBの書き込みを行ったら70℃を超えた(室温30℃)。※同じ室温でも放射熱の状況で結果は異なるはず。

転送速度の傾向はARCANITE PORTABLE SOLID STATE USB DRIVE AKPL8250Gと酷似している。

Designed in Japan / Made in Taiwan / AXE GLOBAL LTD、AXE DEVELOPMENT LTD。

ベンダーIDはARCANITE PLUSと同じ13FE(Kingston Technology Company Inc.)。

ファームウエア:UHFM00.2(ARCANITE PLUSと同じナンバー)

シリアルナンバーの先頭6桁:070023(ARCANITE PLUSは070024)

AXE MEMORY Speedy+

Amazon限定ブランド

TRIDENITEと筐体のデザインが同じ(実物は見ていない)。

動作温度は0°C to 70°。

Espeon SS+

TRIDENITEと筐体のデザインが同じだが色は白(実物は見ていない)。

動作温度は0°C to 70°。

PNY Pro Elite P-FDXXXPRO-GE

同系統と思われるが、Gen2かどうかは確認できていない。

転送速度を計ってみた → PNY Pro Elite P-FD256PRO-GE

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